著者のコラム一覧
黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

金の価値は暴落してしまうのか…上昇している理由を知る

公開日: 更新日:

「お母さん、昔、ワシが買った金の記念コイン、どこへしまったかの?」

「何をいまさら?」

「金が最高値だってよ。売ろうかと思って……」

 そんな会話が聞こえてきそうな今日この頃、シニアのみなさんも、家の中で“宝探し”をしてはどうだろうか。

 最近、金が上昇しているのは、いくつか理由がある。その一つが、ドルの信認低下だ。

 トランプ政権下で、一部の米政府機関が閉鎖。ドルの価値が低下している。その逆相関にある金価格が上昇。金とドルはある意味「うらおもて」の関係にある。ドルが上がれば金が下がる、ドルが下がれば金が上がる、といった感じだ。

 そのほか地政学的なリスクや中国が外貨準備として金を蓄えているなど、さまざまな理由がある。もちろん貴重性の高さから、インフレヘッジという側面もあるだろう。

 それではなぜ、金は貴重なのか──それは地球に存在している量が限られているからだ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態