男性シニアの再就職は元公務員でもこんなに難しい 中高年がハマりやすい「リスキリング」の落とし穴
中高年にありがちな、リスキリングへの“信仰”
「物価高でいずれは貯蓄を取り崩すことになるかもしれない。しかしそれには慎重さが求められます。働けるうちは働き、少しでも生活の足しにしたい」
Dさんは65歳以降も働き続けるため、「リスキリング(学び直し)」をしていた。とある大学の通信教育で、63歳の頃から2年ほど勉強し「図書館司書」の資格を取ったのだ。かかった費用はテキスト代や受講料などを含め20万円ほどである。
県庁で行政事務にあたってきたDさんは「図書館司書なら自分もできるだろう」と考えていた。図書館職員は正規雇用がほとんどなく、賃金が低いことでも知られている。
年金暮らしのシニアにはちょうどいい仕事だとDさんは思っていたのだ。
ところが、県庁退職後にハローワークを通じて応募した5つの図書館はすべて不採用。簡単に採用されると思っていたDさんのプライドは、深く傷ついた。

















