天皇皇后が訪問したオランダ・ベルギーの次期王位は「女王」に…欧州では男系優位の「サリカ法典」は過去のもの
ベアトリクスが2013年に退位した後は、その子であるウィレム=アレクサンダーが即位しており、123年ぶりに男性の国王が誕生した。当然、それまで王位は女系で継承されてきたことになる。ここが、今議論されているように日本とは異なる。
しかも、オランダでは1983年に憲法が改正され、王位は男女に関係なく王室に最初に生まれた子どもに継承されることとなった。実際、国王と王妃マクシマ・ソレギエタの間に生まれた3人はすべて女性で、長女であるカタリナ=アマリアが次に女王に即位する。
ヨーロッパには、フランス発祥の「サリカ法典」があり、それが伝統ともなってきたが、そこでは、男性しか王位は継げないとされていた。日本の皇室典範と同様である。
それを反映し、もう一つの訪問先、ベルギーの方では、19世紀に建国されて以来、初代レオポルド1世から現在のフィリップ国王まですべて男性が王となってきた。
しかし、1991年の憲法改正で、オランダと同様に長子が優先とされるようになった。フィリップ国王には4人の子供がいて、男女比は2対2だが、最初に生まれたエリザベートが次の女王と定まっている。
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