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「2016たばこ白書」検証<下>「規制賛成が多数」は詳細説明なし

 白書案の取りまとめを行った8月31日の有識者検討会。会議の最後に福島靖正健康局長が「科学的評価に基づく報告書で、たばこ対策を進めていくよりどころ」と評価し「国民に知っていただきたい」と語っていた。

 東京五輪という国家イベントを最大限利用して受動喫煙対策の法制化、屋内全面禁煙化を進めたい厚労省としては、今回の白書は錦の御旗。白書の内容をメディアなどを通じてアピールすることで、世論を喚起していこうということなのだろうが、それにしては首をかしげたくなるような記述もある。

 たとえば、「たばこと世論」。ここでは1983年から継続して実施されている「喫煙に関する世論調査」を中心に取り上げている。受動喫煙防止対策についての項では、このほかに内閣府調査(1989年)、2013年の国民健康栄養調査についても触れているが、他人の喫煙を迷惑と感じる割合や受動喫煙防止対策の推進を望む場所についての記述が大半。法規制についての調査結果に関しては言及がない。

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