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「2016たばこ白書」検証<中>米国に倣った「4段階判定」は法制化の推進要因?

 今回の「たばこ白書」の目玉とされているのは、喫煙と肺がんなど病気の因果関係についての包括的評価。米国公衆衛生総監報告書に倣い、レベル1(科学的証拠は、因果関係を推定するのに十分である)、レベル2(因果関係を示唆しているが十分ではない)、レベル3(不十分である)、レベル4(因果関係がないことを示唆)の4段階で判定した。

 その結果、喫煙者本人への影響としては、肺、口腔・咽頭、食道、胃などのがんに加え、虚血性心疾患、脳卒中などが、受動喫煙では肺がん、虚血性心疾患、脳卒中などがレベル1とされた。

 注目を集めたのは受動喫煙と肺がん。「白書」案が公表された8月31日のタイミングに合わせる形で、国立がん研究センターの研究者を中心とする研究班が「受動喫煙の肺がんリスクが28%上昇」との研究結果を発表。メディアがこぞって取り上げた。世界禁煙デーのタイミングで発表された「受動喫煙による死亡者1万5000人」と合わせて、受動喫煙の被害を強調したのである。

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