著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

イーロン・マスクも? アメリカに蔓延するドラッグ「ケタミン」とは

公開日: 更新日:

 さらに、ケタミンを娯楽目的で大量に摂取すると、肝臓や膀胱に深刻なダメージを与えることもわかっています。

 そんな中、昨年の選挙期間中に、マスク氏がケタミンを大量に使用していたという噂が一部メディアで報じられました。本人が「膀胱の調子が悪いのはケタミンの影響」と周囲に話していたという情報もあり、もともとはメンタルヘルスの改善を目的に使用し始めたものが、次第に依存的な摂取へと移行したのではないかと推測されています。

 ケタミンという名前で思い出されるのが、2023年に亡くなったドラマ「フレンズ」の俳優、マシュー・ペリーのケースです。彼の死因は、医師から処方されたケタミンの過剰摂取でした。

 かつてアメリカで猛威を振るった合成オピオイド「フェンタニル」による過剰摂取死がようやく減少傾向にある中、ケタミンは次なる脅威として警戒が高まっています。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「U18代表に選ぶべきか、否か」…甲子園大会の裏で最後までモメた“あの投手”の処遇

  2. 2

    コカ・コーラ自販機事業に立ちはだかる前途多難…巨額減損処理で赤字転落

  3. 3

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  4. 4

    参政党・神谷宗幣代表 にじむ旧統一教会への共鳴…「文化的マルクス主義」に強いこだわり

  5. 5

    山﨑賢人&広瀬すず破局の真偽…半同棲で仕事に支障が出始めた超人気俳優2人の「決断」とは

  1. 6

    ご都合主義!もどきの社会派や復讐劇はうんざり…本物のヒューマンドラマが見たい

  2. 7

    「石破続投」濃厚で党内政局は形勢逆転…そしてこれから始まる“逆襲劇”

  3. 8

    福山雅治「フジ不適切会合」参加で掘り起こされた吉高由里子への“完全アウト”なセクハラ発言

  4. 9

    巨人・坂本勇人に迫る「引退」の足音…“外様”の田中将大は起死回生、来季へ延命か

  5. 10

    自民保守派が“石破おろし”で分裂状態…次期党総裁「コバホークだ」「いや高市だ」で足並み揃わず