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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

イーロン・マスクも? アメリカに蔓延するドラッグ「ケタミン」とは

公開日: 更新日:

 イーロン・マスクが政権を去る際、トランプ前大統領との激しい言葉の応酬が、各メディアから広く報じられました。ちょうどその頃浮上した、もう一つの注目すべき話題が「イーロン・マスクはケタミンという薬物に依存しているのではないか」という疑惑です。真偽は定かではありませんが、突如注目を集めた「ケタミン」とは、いったいどのような薬物なのでしょうか。

 ケタミンはもともと麻酔薬として開発され、日本でも医療現場で広く使用されています。近年では、治療抵抗性うつ病への効果が注目され、少量を用いた治療が一部で行われるようになりました。しかし、ケタミンが注目を浴びたのは、若者の間で「カジュアルな娯楽ドラッグ」として広まり始めたからです。

 ケタミンは「スペシャルK」というスラングでも知られ、幻覚や陶酔感をもたらすことから、クラブや音楽フェスなどで人気を集めています。シリコンバレー界隈でも広まりつつあるという報道もあります。当然ながら、日本・アメリカともに医療目的以外での使用は違法ですが、実際には法の抜け穴をかいくぐって流通しているのが実情です。

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