「安倍ドリル」の犠牲者となる庶民

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 なんとも勇ましい発言ではないか。「既得権益の岩盤を打ち破るドリルの刃になる」――。ダボス会議の基調講演で、安倍首相はこう訴えたそうだ。

 安倍ドリルは、すでに動き出しているらしい。東京五輪が開かれる2020年には電力市場が自由化されていて、再生医療を産業として育て、コメの減反も実施するとしている。その上で、これらのテーマは「日本では、久しく不可能だといわれていたこと」と指摘。「いかなる既得権益といえども、私の“ドリル”から無傷でいられません」と強調した。

 それではこの先、ドリルの刃はどこに向かうのか。TPPや容積率の緩和、法人税率の引き下げなどを挙げていたようだが、問題は「雇用市場の改革」である。女性の登用は結構なことで異論はないが、一方で、外国の企業や人が最も働きやすい国にすると主張している。外国企業にとって足かせになるのは日本の雇用環境だ。そこをドリルで壊すつもりなのだろう。

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