米トランプ政権が追うマンハッタン島の幻影 グリーンランド買収にこだわる背景

公開日: 更新日:

 トランプ大統領によるグリーンランド購入発言が、世界的な波紋を広げている。

 旧宗主国であるデンマークや欧州諸国は強く反発し、同盟関係の根幹であるNATO(北大西洋条約機構)への影響すら懸念される事態に発展している。当の本人は関税引き上げなどの報復措置を示唆しており、もはや冗談や思いつきでは済まされない段階に入ったといえよう。

 トランプ大統領は、購入を主張する理由として、安全保障と資源を挙げている。北極圏の軍事的重要性や中国やロシアの進出、レアアース(希土類)などの鉱物資源をにらみ「今、買うべきだ」というわけだ。なるほど、いずれも一見理にかなった主張に見える。

 しかし、その多くは説得力を欠くものだという。米国で働く不動産エージェントは次のように指摘する。

「米国はすでに条約に基づき、グリーンランドで自由に軍事活動ができ、基地も保有している。資源開発についても、インフラの乏しさや環境規制の厳しさから、経済的に見合うかは疑問視されている。買収しなければ実現できないことは、実はほとんどない」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・藤川監督が優勝特番で福本豊氏とバチバチ!「何もせえへんかった」に反論、露呈したOBとの溝

  2. 2

    阪神が佐藤輝明のメジャー流出に備え“金満補強”か…吉田正尚、元MVPゴールドシュミットら浮上

  3. 3

    高市首相“利益誘導”自慢の呆れたセンス…国交省1兆円交付金「確保」335回もアピール

  4. 4

    高市首相「脱リフレ宣言」は不発に…虚しく響いた所信表明演説の「市場」ラブコール5連発

  5. 5

    石橋静河「ブラッサム」は“朝ドラ勝ちパターン”! 15%→13%台でも中盤で盛り返す“2つの条件”

  1. 6

    【12球団】プロ野球2026年 戦力外通告選手(随時更新)

  2. 7

    簗農相「予算カット」恫喝発言が飛び火! 信じられない国交省調査で井林大臣は“火ダルマ”必至

  3. 8

    『アイヴ・ガッタ・フィーリング』寒空の屋上でノリノリ演奏も…カンペ見ながら歌うリアル

  4. 9

    阪神・藤川監督に「裸の王様」の懸念 選手&スタッフを驚愕させた「コーチいびり」

  5. 10

    松嶋菜々子「救命病棟24時」第6シリーズで夫の反町隆史と“共倒れ”か…フジ「月9」三重苦とは

おすすめ求人情報

事務/PC・データ入力/総務・法務・人事 10月開始 事務未経験歓迎 髪色自由 長期 オフィスワーク
パーソルテンプスタッフ株式会社 東京都 豊島区 派遣社員
時給1,600円
化学分析・研究開発・特許/水質分析/オフィスワーク/化学
株式会社スタッフサービス エンジニアガイド 香川県 高松市 派遣社員
時給1,550円~
キャリアコンサルタント「オフィスワーク領域/既存顧客メイン」
株式会社グラスト 東京都 千代田区 正社員
月給19万8,000円~
Sponsored by 求人ボックス