著者のコラム一覧
田村潤

たむら・じゅん 元キリンビール株式会社代表取締役副社長。1950年、東京生まれ。成城大卒。95年に支店長として高知に赴任し、厳しいシェア争いの末、アサヒビールからトップシェアを奪い返す。その現場の戦いぶりをつづった「キリンビール 高知支店の奇跡」(講談社α新書)がヒット中。

<第2回>“負け”の理由 分からなければ分かるまで聞き回れ

公開日: 更新日:
旗艦ブランド・キリンラガーの味を変えたことが客たちを失望させていた…(3年後に味を復活させたときのポスターから)/(提供写真)

 逆転への道筋を見いだすには、まず負けている理由を突き止めなければなりません。逆転のためには施策の絞り込みと、そこへのエネルギーと金の集中が必須だからです。

 しかし、実際には負けている理由を的確に知ることほど難しいことはありません。私が左遷で、負け続けのダメ支店である高知… 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り974文字/全文1,115文字)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ