三菱電機サイバー攻撃 中国系ハッカー集団「Tick」関与か
三菱電機の社内ネットワークがサイバー攻撃を受け、約8000人分の個人情報と企業機密が外部に流出した可能性がある問題で、攻撃側によって重要情報を保存するサーバーとの通信記録(ログ)が消去されていたことが分かった。
サイバー攻撃は昨年6月28日、中国の同社拠点の端末に不審な動きがあったことをきっかけに発覚。社内のパソコンやサーバーが侵入されていたため、外部からの接続を制限したが、すでにログが消去されていたため発見が遅れ、流出の有無を確認できないファイルもあるという。
不正アクセスは多数の事業本部に及ぶなど大規模で、非常に巧妙な手口から防衛関連の機密情報を狙う中国系ハッカー集団「Tick(ティック)」が関与したとの見方が強まっている。