ニューノーマル時代の株式市場は…6大テーマ50銘柄で稼ぐ

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 11月の米大統領選まで日米の株価は乱高下しながら上昇を続けていく――。マーケット関係者の多くは、そう感じている。

「市場が警戒しているのはトランプ氏が敗れ、バイデン大統領(民主党)が誕生することです。米中の覇権争いはますます激化するでしょう。バイデン氏が中国の習近平国家主席と大立ち回りを演じられるのか。トランプ氏の超強気な態度があってこそ、いまの微妙な米中バランスが維持されているのです。それが崩れたら、習主席の思うツボ。主導権を中国に握られます。そうなったら株価は暴落しかねません」(市場関係者)

 そんな危険を抱えながらも、株式市場の熱気は冷めない。米ナスダック指数は6月に史上初となる1万ポイントを達成した。米国株と連動して日本株は上昇気流に乗る。

「注目テーマはいくつかあります。ウィズコロナ、アフターコロナが最大のキーワードです。急速に普及するリモートワークや、新型コロナウイルスの治療薬関連、殺菌・除菌などです」(IMSアセットマネジメント代表の清水秀和氏)

 在宅勤務やリモート会議などによりニューノーマル(新常態)時代が到来した。市場が物色するのは、米Zoom社と販売契約を結んでいるNECネッツエスアイ、セキュリティー関連のソリトンシステムズ、クラウド活用のテラスカイなど(別表参照)。

 治療薬関連ではアビガンを販売する富士フイルム富山化学(富士フイルムHDの傘下)や、抗インフルエンザ薬を扱う塩野義製薬あたりだ。

■紫外線の殺菌効果に注目

 殺菌・除菌の分野で急速に脚光を浴び出したのが紫外線照射装置。

「古くから紫外線には殺菌効果があるとされています。日機装の空間除菌消臭装置『エアロピュア』は、深紫外線LEDを搭載した人気製品です」(清水秀和氏)

 深紫外線は一般的な紫外線より波長が短い。新型コロナウイルスに照射したところ感染力を低減させる効果があったという。ウシオ電機やメタウォーターも紫外線関連の一角。除菌製品に強い花王やライオン、小林製薬も外せない。

「鬼滅の刃」関連も

「脱中国の動きが加速しているジェネリック(後発医薬品)は市場にインパクトを与えています。今後、米国やアジア諸国に製薬工場が新設されます。製薬関連の機械需要は急増中です。半導体工場も中国離れが進んでいるので、半導体製造装置も有望です」(前出の市場関係者)

 半導体では、検査装置関連のレーザーテックや、5G向け半導体のアドバンテスト。

 ジェネリックは、錠剤製造向け機械のフロイント産業、薬品包装機のCKD、粉末包装のゼネラルパッカーなどだ。

 最後のテーマは一大ムーブメントを巻き起こしている漫画「鬼滅の刃」(吾峠呼世晴著)。

 ソニーの子会社(アニプレックス)がアニメ版を手掛け、スマホ向けゲームで知られるエディアの子会社などが発売する関連グッズは大人気。

 鬼滅の刃ウエハース(バンダイナムコHD)は売り切れ店が続出だ。10月には映画の公開(東宝)が控える。鬼滅は株式市場も席巻しそうだ。

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