佐高信
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佐高信評論家

1945年山形県酒田市生まれ。「官房長官 菅義偉の陰謀」、「池田大作と宮本顕治 『創共協定』誕生の舞台裏」など著書多数。有料メルマガ「佐高信の筆刀両断」を配信中。

”強盗慶太”の東急では番頭が育ったわけ

公開日: 更新日:

 前回の西武の項で、ライバルの東急との比較で、それぞれの創業者の異名を”ピストル堤”対”強盗慶太”としたが、もちろん、東急の方は五島慶太をもじっている。

 獅子文六が『箱根山』(講談社)と題してその観光開発をめぐる熾烈な争いを描いた。「企業小説の嚆矢的傑作」とされる、これが文庫として復刊された時、私は巻末エッセーを頼まれ、五島のこんな回顧を引いた。

「私は東横電鉄ーやがて東京急行電鉄となったがーの発展のために、昭和9年の池上電鉄の買収をはじめとして玉川電鉄、京浜電鉄、京王電鉄その他多くの会社を、あたかも札束をもって白昼強盗を働くような仕儀で買収したり、新会社を設立したりして、多い時には120数社を傘下に擁していたこともあった」

 また、堤康次郎の次のような述懐も引いた。

「商売というのは、刑務所の門まで行く。行くけれども、中には入らない。そういうやり方なんだ。中に入って入ってしまっては、元も子もなくなってしまう。しかし、刑務所に近づかないようでもダメなんだ」

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