著者のコラム一覧
重道武司経済ジャーナリスト

1957年鳥取県倉吉市生まれ。84年フジサンケイグループ傘下の経済紙「日本工業新聞」(現フジサンケイビジネスアイ)の記者となり、千葉支局を振出しに鉄鋼、自動車、総合電機、財界、金融、エネルギー(電力・石油・ガス)などの業界を担当。2000年外資系通信社に転じた後、02年からフリーに。得意分野は通信社時代を含めて在籍足掛け7年にも及んだ日銀記者クラブ時代に人脈を培った金融。自動車業界にも強い。

「旭化成」が過去最悪の赤字…高値掴みでポリポア買収も、アテがはずれ大損

公開日: 更新日:
「人とくるまのテクノロジー展2022」では、旭化成のコンセプトカー「AKXY2」がひときわ注目されたが…(C)共同通信社

「我々が想定した見立てと随分違った結果になった」。先週8日の記者会見。工藤幸四郎社長はこう釈明して首を垂れた。

 2023年3月期の最終損益が1050億円の赤字に転落すると発表した総合化学大手の旭化成。最終赤字は退職給付関連費用の一括償却などで上場来初の損失(668億円)計… 

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