住友生命 高田幸徳社長(1)人に請われたら、それは一つのチャンスと思っている

公開日: 更新日:

 今年、グランドオープンした「東京ミッドタウン八重洲」。八重洲の再開発事業によって建設されたビルだが、ビル最上部には「住友生命」の4文字が輝いている。住友生命は、もともとミッドタウンが立つ土地の地権者。そこで再開発にあたり、それまで東京・築地にあった東京本社の移転を決め、2月に引っ越してきた。

 この東京本社、なかなかユニークだ。通常、このような大型ビルの階段は、オフィススペースから離れた隅にあるが、ここでは階段がオフィススペースのど真ん中に位置し、5フロアにまたがるオフィスをエレベーターで移動するよりも便利に階段で行き来できるようになっている。しかも、廊下には距離表示が至るところにある。

「職員がオフィス内をできるだけ多く歩くために、このような構造にしました」と語るのは、高田幸徳・住友生命取締役代表執行役社長。

 高田自身も時間を見つけてはオフィス内を歩いている。これには同社の主力商品であり、高田自身が導入に関わった「住友生命『Vitality』」(バイタリティ)が大きく関わっている。バイタリティについてはこの連載の後半で詳しく触れるとして、高田の狙い通り、多くの職員がオフィス内を歩き回っている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」