著者のコラム一覧
村山治ジャーナリスト

1950年、徳島県生まれ。1973年に早稲田大学政治経済学部を卒業し毎日新聞社入社。1989年の新聞協会賞を受賞した連載企画「政治家とカネ」取材班。1991年に朝日新聞社入社。東京社会部記者として金丸事件、ゼネコン汚職事件、大蔵省接待汚職事件などの大型経済事件報道に携わる。2017年からフリー。著書に『特捜検察vs.金融権力』(朝日新聞社)、『検察 破綻した捜査モデル』(新潮新書)、『安倍・菅政権vs.検察庁 暗闘のクロニクル』(文藝春秋)『工藤會事件』(新潮社)など。最新刊は『自民党と裏金 捜査秘話』(日刊現代/講談社)

【東京佐川急便事件】異聞(154)5億円の原資、授受の時期とも当初の見立ては崩れた

公開日: 更新日:
金丸5億円は60人の候補者に(自民党の金丸前副総裁)/(C)日刊ゲンダイ

 金丸信の金庫番秘書、生原正久の1992年9月6日付供述調書で5億円闇献金の時期や受領状況を把握した特捜部。捜査は、金の出元の東京佐川元社長、渡辺広康に向かう。

 捜査記録によると、渡辺は同じ9月6日作成の供述調書で「平成2年(90年)1月中旬ころ、金丸事務所の駐車場で生原… 

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