ユニライフを展開するJSBをTOB…米投資ファンドが学生マンションを狙う皮算用

公開日: 更新日:

 米国の投資ファンド、ウォーバーグ・ピンカスが、学生向けマンション「ユニライフ」を全国展開するジェイ・エス・ビー(JSB)への株式公開買い付け(TOB)を始めた。価格は1株9000円。発表前日の終値に約30%のプレミアムを上乗せし、買収総額は1900億円規模にのぼるTOBが完了するとJSBは上場廃止となる見通しだ。

 賃貸住宅業界関係者は語る。

「JSBは管理戸数およそ10万戸を抱える学生マンション最大手。しかし、建設コストの上昇と少子化による学生減で、業界の競争環境は厳しさを増している。ウォーバーグの傘下で、外部株主に左右されない環境で留学生需要の取り込みや海外市場への展開を目指すのではないか」

 ウォーバーグの日本不動産買いは、これが初めてではない。同社は2025年春、かつて投資トラブルで世間を騒がせた女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」の物件群1195棟、1万6000戸超を取得し、業界を驚かせた。

「かぼちゃの馬車」は運営会社の破綻後、投資会社のローンスターが買い集め、「TOKYOベータ」へと看板を刷新。大胆な投資で運営を改善し、低迷していた入居率を9割前後まで引き上げ、資産価値を高めた。その立て直し済みのポートフォリオを引き継いだのがウォーバーグである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「墓じまい」に悩むシニア 費用や遺骨の始末より問題になる「家族の愛憎問題」

  2. 2

    馬場典子アナの「人生の転機」は日テレ入社7年目“福澤一座”の旗揚げ公演の初舞台

  3. 3

    長崎でも高市首相はスカスカ挨拶…戦争責任「反省なんかしておりません」95年の発言がSNSで猛拡散

  4. 4

    八王子実践・河本ロバート監督「ライブや家族旅行も、事前に相談があれば休ませます」

  5. 5

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  1. 6

    ヤクルト「早すぎた続投宣言」の代償…池山監督の来季続投決定後に泥沼、投手陣も崩壊

  2. 7

    国害SNSを告発 森山裕・自民党前幹事長「高市おろし」キーマンに急浮上の裏…不快感に国境なし

  3. 8

    中居正広氏が熊本地震被災地を支援と報道 引退後も変わらないチャリティー精神と芸能界復帰の可能性

  4. 9

    高市早苗がナチス礼賛本に推薦文…「♪盟友ナチス♪」の高須克弥を持ち上げた安倍晋三にも共通する体質

  5. 10

    巨人ドラ1候補に花巻東・古城大翔が急浮上! 父はG戦士「振り向けば古城」、岡本和真の後釜育成急務