ユニライフを展開するJSBをTOB…米投資ファンドが学生マンションを狙う皮算用
米国の投資ファンド、ウォーバーグ・ピンカスが、学生向けマンション「ユニライフ」を全国展開するジェイ・エス・ビー(JSB)への株式公開買い付け(TOB)を始めた。価格は1株9000円。発表前日の終値に約30%のプレミアムを上乗せし、買収総額は1900億円規模にのぼるTOBが完了するとJSBは上場廃止となる見通しだ。
賃貸住宅業界関係者は語る。
「JSBは管理戸数およそ10万戸を抱える学生マンション最大手。しかし、建設コストの上昇と少子化による学生減で、業界の競争環境は厳しさを増している。ウォーバーグの傘下で、外部株主に左右されない環境で留学生需要の取り込みや海外市場への展開を目指すのではないか」
ウォーバーグの日本不動産買いは、これが初めてではない。同社は2025年春、かつて投資トラブルで世間を騒がせた女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」の物件群1195棟、1万6000戸超を取得し、業界を驚かせた。
「かぼちゃの馬車」は運営会社の破綻後、投資会社のローンスターが買い集め、「TOKYOベータ」へと看板を刷新。大胆な投資で運営を改善し、低迷していた入居率を9割前後まで引き上げ、資産価値を高めた。その立て直し済みのポートフォリオを引き継いだのがウォーバーグである。


















