利上げ不発で為替1ドル160円台に張り付き…円安止まらず「170円」早くも現実味
31年ぶりの政策金利1.0%──日銀が0.25%の利上げを決めた16日、こんな見出しが躍ったが、肝心の為替相場は1ドル=160円台に張り付いたままピクリともしなかった。結局、円安は是正できなかった。
すでに市場は今回の利上げを織り込み、これから積極的な利上げがあるか否かに注目していた。しかし、入院中の植田日銀総裁に代わり会見した内田副総裁の口から語られたのは「利上げ継続」「ペースは適切に判断」という代わり映えのないスタンス。むしろ、長期金利の上昇に配慮した国債買い入れの減額停止によってハト派の印象が際立った。
4月末から5月の大型連休にかけて実施したとされる為替介入の実績は11.7兆円に上るが、すでに効果は雲散霧消。問題は、この先、どこまで円安が進むかだ。
「1ドル=160円台後半を抜けたら、ひとまず2024年7月に付けた161円95銭付近まで試す展開になりそう」(兜町関係者)だが、日経新聞(電子版4日付)は〈「割安のワナ」にはまった円相場 米投資家、対ドル170円予想も〉と報じている。いよいよ「1ドル=170円」が現実味を帯びてきたか。
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