70歳からの失敗しない資産運用 ポイントは「増やす」より「減らさない」

公開日: 更新日:

 この年末年始は3年ぶりに孫と会える! そんな高齢者は多いようだ。今年、小学生になった孫にはお年玉を奮発しないとなあ、とうれしそうに笑うおじいさんもいる。だが、70歳近くになると資産は減っていくばかり……。このままでは孫に小遣いをあげる余裕はなくなる。どうしたらいいのだろう?

■新NISAは活用すべきか

 新NISAが話題だ。来年1月にスタートする新制度で、18歳以上であれば70歳でも80歳でも、もちろん100歳だって利用可能だ。

 旧NISAに比べ、最大投資枠などが拡充された。「つみたて投資枠」「成長投資枠」と2つあって、それぞれ年間投資額の上限は120万円、240万円。最大で合計1800万円(成長投資枠は1200万円)まで投資できる。

「リタイア世代は資産を増やすというよりは、資産を減らさないことを優先して投資したい。数年前までは物価上昇を気にせず老後を過ごせましたが、いまは違います。インフレを前提にした資産運用が必要です。現金や預貯金は目減りするばかりという時代に入っています」(株式評論家の倉多慎之助氏)

 日本人の平均寿命は男性81.05歳、女性87.09歳(厚労省「簡易生命表」2022年)。70歳から資産運用を始めても10年以上ある。

 放っておいたらどんどん減っていく「老後資金」を長持ちさせられる可能性は高い。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  2. 2

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  3. 3

    ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

  4. 4

    清原果耶「初恋DOGs」にファン失望気味も…《低視聴率女王》待ったなしとは言い切れないウラ事情

  5. 5

    会議室で拍手が沸き起こったほどの良曲は売れなかった

  1. 6

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  2. 7

    兵庫は参院選でまた大混乱! 泉房穂氏が強いられる“ステルス戦”の背景にN党・立花氏らによる執拗な嫌がらせ

  3. 8

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  4. 9

    遠野なぎこさんか? 都内マンションで遺体見つかる 腐乱激しく身元確認のためDNA鑑定へ

  5. 10

    新横綱大の里が直面する「遠方への出稽古慣れ」…車での長距離移動は避けて通れない試練に