大阪万博は金欠? 銀行から360億円借り入れ判明、チケットも売れず…国民負担また増加か

公開日: 更新日:

 万博会場の建設に関わる当事者からも準備に不安の声が噴出している。建築エコノミストの森山高至氏がこう言う。

「万博パビリオンの設置に関わる知り合いは、『建設業者の人手が足りず、このまま25年4月の開催にこだわり続ければ、主催者側に新たな費用負担が生じる可能性がある』と言います。そもそも建設業界は人手不足が深刻で、時間外労働の上限規制から除外するかどうかが議論されるほど。会場建設に携わる当事者が困っているのに、主催者側に懸念が共有されている雰囲気がない。『無理なスケジュール』『現場の声が届かない』などの問題は、トヨタグループの不正続出と根っこは一緒。万博準備でも日本の悪しき部分がアリアリです」

 岸田首相は1日の衆院代表質問で「万博の成功を目指し、来年4月からの開催に向けてオールジャパンで着実に準備を進めていく」と強調していた。「増税メガネ」改め、「無責任メガネ」である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 4

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  5. 5

    狭まる維新包囲網…関西で「国保逃れ」追及の動き加速、年明けには永田町にも飛び火確実

  1. 6

    和久田麻由子アナNHK退職で桑子真帆アナ一強体制確立! 「フリー化」封印し局内で出世街道爆走へ

  2. 7

    松田聖子は「45周年」でも露出激減のナゾと現在地 26日にオールナイトニッポンGOLD出演で注目

  3. 8

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  4. 9

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 10

    実業家でタレントの宮崎麗果に脱税報道 妻と“成り金アピール”元EXILEの黒木啓司の現在と今後