小林製薬「紅麹」関連商品の自主回収続々…“寝耳に水”の取引先から噴出する怨嗟の声

公開日: 更新日:

 山形県米沢市で甘酒やみそを製造販売する「おたまや」の社長は「取引はもういいです」と、失望感をあらわにした。

「圧倒的に信頼を寄せていた製薬会社だったので、ここまでとは思わなかった。海外の紅麹もありますが、原料として販売するには国産でと思っていたが、まさかこんなことになるとは。お客さんに対する返金にしても、10袋買って5袋しか残っていなくても、10袋分返金しています。問題が発覚して以来、大変な思いをしていますが、信用して取引をしたわけですから、覚悟を持ってやらなければと思っています。小林製薬のミスも、こちらとしては知らないでは済まされないからです。ただ、小林製薬の紅麹はもう使いたくありません。もうちょっと早くレスポンスがあり、こまめに情報をいただければ、お客さんにもしっかり伝えられたと思います。それだけは間違いありません」

 小林製薬の「紅麹」を主力商品に使用していたメーカーにとっては、死活問題だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々