半導体大手エヌビディアの株式分割はバブル崩壊の前兆ではないのか?

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 年初からの米株価急上昇をリードしてきた半導体大手エヌビディアが、6月10日に10対1株式分割を実施した。

 エヌビディアの株式分割は1株を4株にした2021年7月以来だが、当時の200ドル前後の株価は人工知能(AI)ブームを追い風に、今年、約6倍の1200ドルに達し、時価総額で一時世界トップに躍り出たことは大きなニュースにもなった。

 言うまでもなく、株式分割を行うような企業は業績が好調で、分割後も株価は上昇するのが一般的だ。バンク・オブ・アメリカは今回のエヌビディアの株式分割が契機となって米国市場での株式分割が急増すると分析している。

 では、次の株式分割の候補はどこなのか。同社のリポートは、S&P500構成銘柄の中で株価が500ドル(約7万5000円)を超える36社に注目している。

 ブロードコム、ネットフリックス、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ、サービスナウなどのハイテク株に加え、イーライリリー、リジェネロン・ファーマシューティカルズなどの製薬会社も含まれている。「M7」のマイクロソフトやメタも株価が500ドルに近いので、有力候補である。

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