自民党ニンマリ…参院「裏金議員27人」出席の政倫審をNHKは“9時間”生中継するのか?

公開日: 更新日:

 しかし、たとえ政倫審に出席しても非公開では、国民は「説明責任」を果たしたとは認めないはず。

 参院政倫審の自民党側の筆頭幹事・佐藤正久議員までが「非公開であれば内容を知るすべは恐らくない。議事録も非公開になるのが通例で、国民も分からないことになる」と批判しているほどだ。

 ネット上では<まずは公開審査希望者4人は誰で、非公開審査なんて希望しているふざけた23人は誰なのか、実名を即刻公表していただきたい>といった声が飛び交い、非公開で行った場合、批判を招き、むしろ逆効果になる恐れがある。

 最終的に27人全員、公開で行われるようになる可能性も高いが、自民党周辺からは、こんな声が流れている。

「3月に政倫審が開かれた時は、岸田首相が出席したこともあって注目を集め、NHKも生中継していました。しかし、27人も出席するとなったら、さすがにNHKも民放も生中継しないでしょう。1人20分だとすると、540分、9時間もかかりますからね。テレビで中継されなければ、注目されることなく終わるはず。政倫審を開く時期も、他に注目されるイベントがある時にやればいい」

 どうすれば国民の注目を集める「政倫審」になるのか、やり方を考える必要がある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態

  3. 3

    高市総裁「首相指名」に漂う不安…自民党内は“厭戦ムード”も燻る火種、飛び交う「怪文書」の中身

  4. 4

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    高市自民、公明からの三行半で早くも本性露呈…「やられたら秒でやり返す」「イキらなきゃ負け」のオラオラ体質

  2. 7

    出来たとしても高市政権は短命…誰も見通せない激動政局の行方を徹底分析(前編)

  3. 8

    佐川宣寿元理財局長のメール開示「遺族と話し合う」…森友文書で加藤財務大臣が明言

  4. 9

    進次郎氏落選もダメージなし? 妻・滝川クリステルが目指した「幸せ家庭生活」と耳にしていた夫の実力

  5. 10

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか