都心と千葉県を結ぶ「新湾岸道路」建設プロジェクトは動き出したが…課題は山積み

公開日: 更新日:

 都心と千葉県を結ぶ、湾岸エリアの交通渋滞緩和を目指す高速道路「新湾岸道路」の建設プロジェクトが動き出した。

 2024年1月に千葉県は沿線6市(千葉・習志野・浦安・市川・船橋・市原)と共に国土交通省に「新湾岸道路」実現の要望書を提出、概略ルートや構造の検討が始まっていた。

 新湾岸道路の計画は、東関東道・首都高湾岸から外環道が分岐する「高谷JCT」を起点とし、館山道の市原インター・蘇我インターを終点として高速道路でつなぐ。国土交通省・千葉国道事務所の黒崎直樹計画課長が説明する。

「昨年12月からオープンハウスという形で住民への説明会を開始しています。現在決定しているのは高谷JCT付近を起点とし、市原・蘇我インター周辺を終点として結ぶことだけで、この間をどう結ぶか、地域の方々の意見を聞いたうえでルートを決めていくことになります」

 住民説明はこれまで22回沿線市の会場で開催してきた。住民の反応は「早期の実現」を求める声と共に、「三番瀬の自然や景観、生活環境に配慮して」、さらには「新たな道路は必要がない」などさまざまな意見が聞かれている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  2. 2

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  3. 3

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  4. 4

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  5. 5

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし

  1. 6

    ホタテ漁で栄華を極めた北海道猿払村は中国への輸出停止でどうなった?漁師はメディアに“警戒モード”

  2. 7

    「プーチン心停止で影武者代行」情報…訪中大失敗のストレス、ロ国内に広がる大統領5選は無理の空気

  3. 8

    飛び交う玉木雄一郎代表「12月辞任説」…国民民主党ついに倫理委員会で“グラドル不倫”調査

  4. 9

    防衛網は大丈夫か? 危惧される日本のデジタル脆弱性…競争力ランクは中国、韓国より下位

  5. 10

    ジャパンモビリティショーで「LDK+」披露も…シャープEV事業で見えた半歩先の不安

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  3. 3

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  4. 4

    "お騒がせ元女優"江角マキコさんが長女とTikTokに登場 20歳のタイミングは芸能界デビューの布石か

  5. 5

    【独自】江角マキコが名門校との"ドロ沼訴訟"に勝訴していた!「『江角は悪』の印象操作を感じた」と本人激白

  1. 6

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  2. 7

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 8

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 9

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  5. 10

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール