都心と千葉県を結ぶ「新湾岸道路」建設プロジェクトは動き出したが…課題は山積み

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 都心と千葉県を結ぶ、湾岸エリアの交通渋滞緩和を目指す高速道路「新湾岸道路」の建設プロジェクトが動き出した。

 2024年1月に千葉県は沿線6市(千葉・習志野・浦安・市川・船橋・市原)と共に国土交通省に「新湾岸道路」実現の要望書を提出、概略ルートや構造の検討が始まっていた。

 新湾岸道路の計画は、東関東道・首都高湾岸から外環道が分岐する「高谷JCT」を起点とし、館山道の市原インター・蘇我インターを終点として高速道路でつなぐ。国土交通省・千葉国道事務所の黒崎直樹計画課長が説明する。

「昨年12月からオープンハウスという形で住民への説明会を開始しています。現在決定しているのは高谷JCT付近を起点とし、市原・蘇我インター周辺を終点として結ぶことだけで、この間をどう結ぶか、地域の方々の意見を聞いたうえでルートを決めていくことになります」

 住民説明はこれまで22回沿線市の会場で開催してきた。住民の反応は「早期の実現」を求める声と共に、「三番瀬の自然や景観、生活環境に配慮して」、さらには「新たな道路は必要がない」などさまざまな意見が聞かれている。

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