都心と千葉県を結ぶ「新湾岸道路」建設プロジェクトは動き出したが…課題は山積み

公開日: 更新日:

 新湾岸道路が渋滞解消に効果があるのは間違いない。ただ、想定されるルートの沿線には貴重な干潟が広がる三番瀬、谷津干潟、市川野鳥の楽園、稲毛浜など自然環境保護が大きな問題。

 この湾岸エリアには、すでに渋滞解消を目的として東京都大田区と千葉県市原市を結ぶ「第二東京湾岸道路」の計画が存在する。しかし、三番瀬を埋め立てて通るルートへの住民、自然保護団体の反対で建設は白紙撤回されたまま30年近く塩漬けされた状態だ。

 第二東京湾岸道路の建設の見通しがまったく立たないまま、新湾岸道路プロジェクトの建設が進むことに、先の黒崎課長がこう述べる。

「第二東京湾岸道路のように長期にわたり建設が塩漬けになるようなことがないよう、スタートから皆さまの意見を聞き、複数のルート案を早急に決め、再度皆さまに提案しご意見を伺いながら進めていきたい」

 周辺には自然環境をはじめ多くの住宅団地が広がり、発電所、製鉄所など大規模工場が隣接する。生活環境、環境保護に配慮し、住民の理解を得ることがプロジェクト推進の最大の課題だ。第二東京湾岸道路建設に反対してきた、共産党の丸山慎一・千葉県議会議員がこう指摘する。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ベネズエラ戦惨敗は井端監督の「自業自得」…リリーフ崩壊は昨年末から始まっていた

  2. 2

    大谷も「勝てる要素のある試合」と悔いた 侍J最悪のWBC8強止まり…井端監督チグハグ采配の痛恨

  3. 3

    小栗旬がハリウッド“資本”映画で主演も… トラウマ級の英語力と「スター」への高い壁

  4. 4

    侍J選手を“殺した”井端監督の偏重起用、場当たり、塩漬け…こうして結束力に亀裂が生じた

  5. 5

    国立大学なら入学辞退率がゼロに近いはずだけど実態は? 有名私立と天秤にかけられる意外な大学

  1. 6

    「国宝」日本アカデミー賞10冠の陰で…森七菜“最優秀助演女優賞”逃した不運と無念

  2. 7

    侍Jを苦しめるNPB「選手ファースト」の嘘っぱち トレーナーの劣悪待遇に俳優・渡辺謙もビックリ?

  3. 8

    広瀬すず 映画賞受賞ラッシュでも残された大仕事「大河ドラマ出演」への“唯一のネック”

  4. 9

    「ガキ使」の没個性化が進む? 松本人志の“週替わりCM”で「本編」が希薄化の危機

  5. 10

    黄川田こども担当相の“ポンコツ答弁”が炸裂! 立憲・蓮舫氏との質疑で審議が3回も中断する醜悪