「フジ日枝案件」で小池都政が大迷走…26億円巨大噴水の汚染散布問題に都側の“噴飯言い訳”

公開日: 更新日:

 フジテレビ問題が直撃中の小池都政が迷走している。“フジの天皇”と称される日枝久取締役相談役の「関連案件」とみられる巨大噴水を、東京都は来年3月に整備予定。ただ、大腸菌まみれのお台場海浜公園(港区)の水域で整備するため、「汚水を噴き上げて大丈夫なのか」と不安視されていた。ところが、都は突如として“汚水は使わない”と強弁し始めている。

 問題の噴水は「ODAIBAファウンテン(仮称)」。幅250メートル、噴水の高さは150メートルという世界最大級の規模だ。整備費は約26億円で、要望者はお台場地域の複数業者からなる「一般社団法人東京臨海副都心まちづくり協議会」。日枝氏が理事長を務めていることから、「日枝案件」と見られているのだ。

 この問題を追及する地域政党「自由を守る会」の三戸安弥都議の調査によると、お台場海浜公園の水域からは、環境省基準の最大27倍の大腸菌が検出。

 近隣にはフジテレビの他、テラス席のある飲食店があり、散歩客も行き交う。そんな場所で汚水を天高く発射したらどうなるか──。塩害発生の懸念もある。

 噴水を所管する港湾局は当初、日刊ゲンダイに対策の一例として「強風時に噴水の高さを自動で抑えたり、停止できるシステムの導入を検討中」と説明していた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」