経団連副会長退任の南場智子DeNA会長に政官財が熱視線も…まずは「社業専念」公言の潔さ

公開日: 更新日:

政界通(以下=政) 5月下旬に「女性初の経団連副会長」を退任したDeNAの南場智子会長(63)に、政界や官界が委員会や審議会への参加を誘おうと狙っているようだな。

財界通(同=財) そうだろうな。南場さんは経営コンサルタントの経験もあるし、DeNAを創業してオンラインゲームなどで成長させた事業家でもあり、野球バスケットボールなどの球団を持ってスポーツ界でも存在感がある。しかも、財界人に少ない女性だ。経団連を辞めて時間ができれば「ぜひ、うちの仕事を手伝ってもらいたい」というむきは、政官だけでなく経済界にもある。

官界通(同=官) これまでに内閣府のIT戦略本部の本部員や規制改革・民間開放推進会議の委員、財務大臣の諮問機関の財政制度等審議会の委員、デジタル庁のデジタル臨時行政調査会の構成員などを歴任。引っ張りだこだったが、2021年6月に経団連副会長になって以降は、そういう役職にほとんど就いていないね。

 それは、そうだ。経団連で起業を支援する活動の先頭に立ち、DeNAの経営でも新規事業の芽を見つけようと飛び回り、かなりの忙しさだった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    8.31に「備蓄米販売リミット」が…進次郎農相は売れ残りにどう落とし前をつけるのか?

  2. 2

    絶好調「コメリ」の拡大路線はいつまで続く? “農家のコンビニ”路線で第1四半期の営業利益は6%増

  3. 3

    15%上乗せ「トランプ関税」発動で日本経済に壊滅的打撃…「石破おろし」に拍車どころか退陣の決定打に

  4. 4

    増産に転換で付きまとう“コメ余り”…対策として政府がブチ上げる国産米「輸出拡大」の勝算は?

  5. 5

    食い違う日米合意、「相互関税」も日本は特例対象外…トランプ関税は「持久戦」待ったなし

  1. 6

    元安倍派・豊田真由子氏が「羽鳥慎一モーニングショー」で暴露!“パー券販売”の驚愕実態にSNS震撼

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    庶民の食卓を“猛暑インフレ”が襲う…肉も野菜も卵も高騰で「政府による物価高対策を」と専門家が警鐘

  4. 9

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  5. 10

    3メガバンクが揃って過去最高益へ…「金利ある世界」になったことで状況が一変

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    NHK「昭和16年夏の敗戦」は見ごたえあり 今年は戦争特別番組が盛りだくさん

  3. 3

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  4. 4

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  5. 5

    海星・陣内優翔は長崎県初の“完全男”だが…スカウトが「上位獲得」を渋るワケ

  1. 6

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  2. 7

    綾瀬はるか3年ぶり主演ドラマ「ひとりでしにたい」“不発”で迎えた曲がり角…女優として今後どうする?

  3. 8

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  4. 9

    長崎を熱狂させた海星・酒井圭一さんが当時を語る…プロ引退後はスカウトとして大谷翔平を担当

  5. 10

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩