経団連副会長退任の南場智子DeNA会長に政官財が熱視線も…まずは「社業専念」公言の潔さ

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政界通(以下=政) 5月下旬に「女性初の経団連副会長」を退任したDeNAの南場智子会長(63)に、政界や官界が委員会や審議会への参加を誘おうと狙っているようだな。

財界通(同=財) そうだろうな。南場さんは経営コンサルタントの経験もあるし、DeNAを創業してオンラインゲームなどで成長させた事業家でもあり、野球バスケットボールなどの球団を持ってスポーツ界でも存在感がある。しかも、財界人に少ない女性だ。経団連を辞めて時間ができれば「ぜひ、うちの仕事を手伝ってもらいたい」というむきは、政官だけでなく経済界にもある。

官界通(同=官) これまでに内閣府のIT戦略本部の本部員や規制改革・民間開放推進会議の委員、財務大臣の諮問機関の財政制度等審議会の委員、デジタル庁のデジタル臨時行政調査会の構成員などを歴任。引っ張りだこだったが、2021年6月に経団連副会長になって以降は、そういう役職にほとんど就いていないね。

 それは、そうだ。経団連で起業を支援する活動の先頭に立ち、DeNAの経営でも新規事業の芽を見つけようと飛び回り、かなりの忙しさだった。

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