売れ残る備蓄米、迫る販売期限8.31…流通現場は大混乱で「販売期限を延長せよ」の大合唱

公開日: 更新日:

「備蓄米を飲食店など業務用に流用する動きも」

 コメ流通関係者は、困惑しきりだ。

「自分の周囲にも、いまだに申し込んだ随意契約米が全量届かない事業者がいます。こうした配送の遅れだけならまだしも、備蓄米の売れ行き鈍化が重くのしかかっている。ブームが終了し注目度が低下したうえ、やはり食味で劣っていると消費者に判断されたのでしょう。現場でも『さすがに販売期限の延長しかないだろう』との声が広がっています。事業者はなんとか売りさばこうと必死なので、徐々に安売りも始まっている。体力のある大手小売りなどはそのうち、赤字覚悟で格安セールを始めるかもしれません」

 こんなひずみも生じている。

「本来はやってはいけないことなのですが、在庫をさばく目的で、備蓄米を飲食店など業務用に流用する動きも出てきているようです。当初の目的である、小売りから確実に消費者に渡る仕組みを維持するためにも、販売期限を延長するのがベストでしょう」(コメ流通評論家・常本泰志氏)

 現場は「販売期限を延長せよ」の大合唱だ。しかし進次郎は「まずはしっかりと8月末での売り切りに、全力で取り組んでいきたい」と話すなど販売期限の延長を否定している。今後は事業者に聞き取りを行い、対応を検討するというが、このままではパニックだ。

  ◇  ◇  ◇

 石破政権はコメ増産に舵をきったが、課題は山積だ…関連記事【もっと読む】【さらに読む】などで詳しく報じている。 

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈47〉気仙沼ちゃんは民宿4軒経営の大女将に 説教してテレビで夫を募集させた甲斐があった

  2. 2

    阿部慎之助にした「今ならパワハラで即クビ」の指導&落合博満から学んだ仰天トレーニング

  3. 3

    モグライダーともしげが埼玉の中高一貫ミッションスクール聖望学園で打ち込んだアメフト《26年夏番外編》

  4. 4

    千葉秋季大会開幕も専大松戸が「来春センバツを狙う」と宣言できない切実なチーム事情

  5. 5

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた

  1. 6

    広島4番栗原に敵将・落合監督は「四球でいい」と助言を…

  2. 7

    timelesz猪俣周杜「傷害容疑で逮捕」に“ダブルでガッカリ“…ファンの計り知れない失望

  3. 8

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  4. 9

    萩本欽一〈45〉斉藤清六を全国区にした誰も知らない裏話 “弟子入りNG”から評価を一転させたんです

  5. 10

    4度結婚した宇野千代の“不倫”をNHK朝ドラ「ブラッサム」はどう描く?「カーネーション」は真正面から