コカ・コーラ自販機事業に立ちはだかる前途多難…巨額減損処理で赤字転落
■自販機での販売は減少傾向
ここ数年、顧客は安い飲料品を購入できるスーパーなどに流れる傾向にある。飲料製品の国内販売数量は増えているものの、自販機での販売は減少傾向が続く。
「コカ・コーラBJHを率いるのは、19年3月に社長に就任したルーマニア出身のカリン・ドラガン氏です。1992年にティミショアラ工科大学工学部卒の理系出身で、コカ・コーラボトラーズジャパンの社長・CEO(最高経営責任者)を兼任しています」(大手信用情報機関幹部)という。
日本の消費者は品質に厳しく、多種多様な商品を好む傾向があることから、コカ・コーラも、お茶やコーヒーなど多彩なラインアップを拡充しているが、自販機事業の立て直しは容易なことではないようだ。