「不思議な体験をしたら最大 100 万円」不動産コンサルタントが事故物件の"オバケ調査"を始めたワケ

公開日: 更新日:

誰もいないはずなのにトン…トン…トン…と上から歩く音が!

 独自の取り組みとして「チャレンジ物件」という制度も作った。“怖いから避ける”ではなく、“怖いから住んでみる”という、逆転の発想だ。

 「この部屋で、何か不思議な体験をしたら最大 100 万円差し上げます」という懸賞つきの契約で、入居者は「オバケが出たらどうしよう」よりも「出たらラッキー」という感覚で入居するという。

 もし異常があった場合は退去してもらい、カチモードが借り上げてオーナーの損失をカバーするというものだ。

 実際関東圏に存在するある平屋では、機器の電源が突然落ちたり、人影が見えたりするという。

「梁と柱しかない構造なのに、トン…トン…トン…と上を歩く音が。動物なら走るはずなのに、ゆっくり人が歩くように響くんです。バリアフリーなので、音が端から端まで、すーっと抜けていくんです」

 母親とそれを世話する息子が続けて亡くなったこの家は、現在カチモードが借り上げている。

「疎まれる物件でも、たとえばメディアの取材先として使えるし、あるいは研究対象や体験型施設など、公開型の特別な場所として運用できれば、入場料が収益につながる可能性がある。つまり怖いというマイナスを、希少価値というプラスに転換できると考えました」

 恐怖の中に潜む価値を掘り起こす作業でもあるのだ。後編では、児玉さんが経験した恐怖体験を紹介する。

(取材・文=浦上優)

  ◇  ◇  ◇

 事故物件芸人の松原さんを襲った怪現象は? 関連記事【こちらも読む】松原タニシさん 北野誠と行った神社ロケ後の不思議な現象…もあわせて読みたい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    オコエ瑠偉 行方不明報道→退団の真相「巨人内に応援する人間はいない」の辛辣

  2. 2

    矢沢永吉&松任谷由実に桑田佳祐との"共演"再現論…NHK紅白歌合戦「視聴率30%台死守」で浮上

  3. 3

    ヤクルト青木宣親GMは大先輩にも遠慮なし “メジャー流”で池山新監督の組閣要望を突っぱねた

  4. 4

    神田沙也加さん「自裁」の動機と遺書…恋人との確執、愛犬の死、母との断絶

  5. 5

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  1. 6

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 7

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  3. 8

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  4. 9

    大谷翔平、笑顔の裏に別の顔 日刊ゲンダイは花巻東時代からどう報じてきたか、紙面とともに振り返る

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情