セブン銀行のATM導入でファミリーマートが狙う相乗効果

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 ファミマがコンビニのライバル同士のセブン銀行のATMを設置したことに経済評論家の荻原博子氏がこういう。

「ファミマは複数のATMが設置されサービスも異なり、利便性も課題がありました。しかしセブン銀行のATMはサービスの機能が幅広く、ファミマと合わせ約4万4000台という国内トップの設置台数は大きなメリット。ファミマはATMの利用で手数料と共に商品の売り上げへつながる相乗効果が狙いです」

 ローソン銀行も店舗内のATMの設置台数を増やし、現在約1万4000台まで伸びている。コンビニ系の銀行がATMの台数を増やす一方で、大手銀行や地方銀行はATMの台数の削減が続く。25年9月末で3メガバンクなど都銀のATMは1万6771台とセブン銀行に大きく水をあけられている。第一ライフ資産運用経済研究所の星野卓也主席エコノミストが語る。

「キャッシュレスが進む中で現金を動かすユーザーが減り、銀行のATMのニーズはなくなってきています。ATMの設置は現金の補充や警備など1台あたりの維持コストがかかり過ぎる。3メガバンクでは、ATMの共同運用を目指し検討しています」

 すでに地方銀行など多くの銀行が自前のATMからセブン銀行のATMに切り替えている。キャッシュレス、デジタル社会が広がるなか、ATMへの対応は企業の行方を大きく左右する重大な戦略となる。

(木野活明/ジャーナリスト)

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