消費支出8カ月連続マイナス、終わらない物価高に庶民の我慢は限界…それでも止まらない円安圧力
物価高の要因である為替相場の動向も気になるところ。先週2日まで1ドル=160円付近で推移していたが、利上げのペースアップを示唆した日銀審議委員の発言や日本にリフレ政策の中止を要求したベッセント米財務長官の牽制を背景に、一時1ドル=155円台まで急激に円高へ振れた。
■足元の円高は期待先行の状況
ただ、足元の動きは「日銀が半年に1回から3カ月に1回程度に利上げを加速させる、もしくは上げ幅を0.5%にするといった期待が先行している状況」(市場関係者)という。
あるエコノミストは「円安圧力が是正されたわけではない」と言い、こう続ける。
「利上げを牽制してきた高市政権に対し、日銀がタカ派的な姿勢を貫くのは容易ではない。市場の期待が裏切られる公算は大きく、市場が政策修正はないと判断すれば、足元の円高・ドル安は逆回転するでしょう。高市政権が積極財政とともに金融引き締めに前向きであれば、円高に振れる可能性もありますが、今のような『積極財政+緩和的な金融環境』では、円安基調は変わりません」


















