日本は「混合景気」のようだ…大企業と消費者で景況感への印象が違う
総務省が発表(4日)した7月の家計調査によると、1世帯(2人以上)当たりの消費支出は30万1245円で、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比3.6%減少と、8カ月連続の減少だった。節約志向に伴う食料支出減が続いている。
電気代は12.0%の大幅減。ガス代も7.2%減だった。自動車購入が低迷し、自動車等関係費は10.4%のマイナス。携帯電話を割安な料金プランに移行する動きから通信も5.6%減った。
帝国データバンクは、主要食品メーカー195社が9月に値上げを予定している家庭用を中心とした飲食料品が、前年同月比約3倍の4923品に上るとした。単月としては26年で最多の規模になる。
味の素は、家庭用と業務用のマヨネーズなど計21品の出荷価格について、12月1日納品分から約6~10%値上げする。年末に向けて消費者の節約志向は強まろう。イオンリテールは8日、PB「トップバリュ」から1000円のデニムパンツを発売、先読みの「価格破壊」である。
財務省と内閣府が9月11日に発表した7~9月期の法人企業景気予測調査によると、大企業全産業の景況判断指数はプラス5.3となった。
一方、消費者の景況感は値上げの影響などで異なる。大企業と消費者では印象が違う「混合景気」のようだ。10月1日発表予定の日銀短観(9月調査)では、11月以降の大企業の景況感に注目したい。



















