著者のコラム一覧
中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

日本は「混合景気」のようだ…大企業と消費者で景況感への印象が違う

公開日: 更新日:

 総務省が発表(4日)した7月の家計調査によると、1世帯(2人以上)当たりの消費支出は30万1245円で、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比3.6%減少と、8カ月連続の減少だった。節約志向に伴う食料支出減が続いている。

 電気代は12.0%の大幅減。ガス代も7.2%減だった。自動車購入が低迷し、自動車等関係費は10.4%のマイナス。携帯電話を割安な料金プランに移行する動きから通信も5.6%減った。

 帝国データバンクは、主要食品メーカー195社が9月に値上げを予定している家庭用を中心とした飲食料品が、前年同月比約3倍の4923品に上るとした。単月としては26年で最多の規模になる。

 味の素は、家庭用と業務用のマヨネーズなど計21品の出荷価格について、12月1日納品分から約6~10%値上げする。年末に向けて消費者の節約志向は強まろう。イオンリテールは8日、PB「トップバリュ」から1000円のデニムパンツを発売、先読みの「価格破壊」である。

 財務省と内閣府が9月11日に発表した7~9月期の法人企業景気予測調査によると、大企業全産業の景況判断指数はプラス5.3となった。

 一方、消費者の景況感は値上げの影響などで異なる。大企業と消費者では印象が違う「混合景気」のようだ。10月1日発表予定の日銀短観(9月調査)では、11月以降の大企業の景況感に注目したい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大苦戦「うたコン」がテレ東音楽祭と昭和歌謡に寄せて復活のノロシ! 矢沢永吉、井上陽水の名曲も次々と…

  2. 2

    Number_i「100億円プロジェクト」始動 矢沢永吉も壁にぶつかった世界進出がいよいよ現実に

  3. 3

    大和ハウスが「新築戸建て住宅」販売を都市圏に集約…もやは地方で売るのが難しくなった背景

  4. 4

    クレイジーケンバンド横山剣さん「五木寛之さんからいただいた歌詞は、すぐにメロディーが思い浮かびました」

  5. 5

    《芸能界ってなぜ『在日』を隠すの?》…中村ゆりさんがルーツを胸に「負けん気」を貫いた44年の生涯

  1. 6

    巨人・戸郷翔征が試合ブチ壊し! 桑田真澄前二軍監督が去り、漂う「万策尽きた感」

  2. 7

    日本ハム助っ人レイエスに「70万ドル請求訴訟」 タティスJr.も敗れた“収入10%契約”の落とし穴

  3. 8

    『スマスロ ミリオンゴッド』導入から4カ月、目立つ空き台の裏でファンが期待するホールの対応

  4. 9

    巨人ベテラン坂本勇人の評価が爆上がり! 改めてクローズアップされそうな「打撃・守備以外の魅力」

  5. 10

    萩本欽一〈45〉斉藤清六を全国区にした誰も知らない裏話 “弟子入りNG”から評価を一転させたんです