“自爆テロ”は今後も相次ぐ? 習近平体制「崩壊」のリアリティー

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 毛沢東が建国宣言をした天安門に車で突っ込む“自爆テロ”を断行したのは新疆ウイグル自治区の独立派だった――。中国指導部はこう結論づけたようだが、習近平国家主席はいまごろ怒りと衝撃に震え上がっているだろう。皇居に自爆テロを仕掛けられたようなものだし、習近平体制のメンツは丸つぶれだからだ。今後、中国は未曽有の混乱に突入するのは間違いない。

「天安門で起きた死傷事故については、こちらのメディアではほとんど報じられていません。ネット上にアップされた写真も当局が削除しています。政府の緊張感は尋常じゃありません」(上海に滞在中のジャーナリスト・姫田小夏氏)

 29日は、この事件を伝えていたNHK海外テレビ放送のニュースも、一時、画面が真っ黒になって視聴できなくなったというから、当局のピリピリムードは相当だ。

 ウイグル自治区の独立派の犯行ということだが、習主席はウイグルに因縁がある。副主席時代に最も精力的に取り組んだのが、共産党統治に不満を持つウイグル族への強硬策だったのだ。それだけに今回の事件は「習近平の権威の失墜に直結する」(中国事情に詳しい専門家)一大事とみられている。そのうえ、中国国土のうち漢族固有の土地は36%で、残り64%は55ある少数民族の土地だ。今回のような過激行動が他の少数民族に伝播(でんぱ)し、一斉に反乱が起これば、中国は大混乱になっていく。すでに地方では毎年10万件単位で暴動が起こっているとの報道もある。これがエスカレートすれば本当に収拾がつかなくなる。

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