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豊洲市場は予定の1・6倍 五輪建設費「1兆円突破」の現実

 異常事態が発生している。豊洲新市場の建設工事が13日、再入札で成立した。東京都が設けた予定価格は、落札がなかった前回の1.6倍。実に400億円の上乗せである。その結果、合計1034億円でなんとか落ちた。建設価格のインフレは膨らむ一方。これから本格化する五輪関連施設も費用の高騰は避けられそうにない。さて、舛添知事はどうやって乗り切るのか。

 再入札が成立したのは、青果棟、水産仲卸売場棟、水産卸売場棟の3施設。落札額は順に259億円、436億円、339億円だ。不調に終わった昨年11月の予定価格は、青果が160億円、仲卸が260億円、卸売が208億円だったから、それぞれ99億円、176億円、131億円も膨らんだことになる。

 法大教授の五十嵐敬喜氏(公共事業)が言う。
「東京都の予定価格は、細かい材料費も丁寧に積み上げて出しています。積算根拠はかなり正確。それでも不調に終わったのですから危機的状況です。被災地の復興で工事が増えているところに、アベノミクスの公共事業拡大があり、国土強靭化も計画されている。工事は山積みです。一方で請け負う業者は足りない。需給バランスは完全に崩れている。だから、きっちり積算した予定価格を1.6倍に引き上げなければならないような事態まで発生しているのです」

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