闘病の小松前長官死去 解釈改憲の砦にした安倍官邸の異常

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 がんで闘病中だった小松一郎・前内閣法制局長官が23日、都内の自宅で死去した。63歳だった。

 今年1月にがん治療のため入院。2月にいったん復職したが、先月15日、安保法制懇の報告書を受けた安倍首相が、解釈改憲を“宣言”した当日に長官を辞任。自宅療養を続けていた。

「安倍総理の“盟友”とも呼べる存在でした。早朝、秘書官を通じて訃報を聞いた総理は、<小松さんの死を決して無駄にしない>と、集団的自衛権行使の決意を新たにしたそうです」(官邸関係者)

 小松氏は昨年8月、フランス大使から法制局長官に就任。異例の人事だった。安倍首相が集団的自衛権の行使容認のため、内部昇格の慣例を破って外務省から引っ張ってきたのだ。
 バリバリの行使容認派で、第1次安倍政権でも、当時の外務省国際法局長として、安倍首相の私的諮問機関である「安保法制懇」の立案実務に関わった。いま議論になっている集団的自衛権行使の「4類型」で、理論的な基礎を築いたのも小松氏だ。

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