<栃木2区>落選必至の西川農相 醜聞より“裏切り”が致命傷

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 日光市など山間部に囲まれ、県内一広い選挙区。その東の外れ、さくら市氏家に西川公也農相(71)は選挙拠点を構える。

 宇都宮から東北本線で15分。最寄り駅から古い店がポツポツ並ぶ商店街を抜けて10分も歩けば、だだっ広い田んぼだけの風景となる。この地で農家を敵に回せば選挙に勝てないと思い知らされるが、西川はそのドツボに進んでハマった。

「私は農政一筋。TPPは関税自主権が認められない。日本にメリットはない」

 2年前に西川はTPP反対を力強く訴え、JAの政治団体・全国農政連も「最重点候補」に位置づけ全面支援。地元の農業団体は落選中だった西川の集票マシンとなって国政復帰を支えた。

 その恩を西川は当選直後からあだで返し出す。昨年2月に党TPP対策委員会委員長に抜擢されると、推進派に転向。党内の反対派をネジ伏せた“功績”が認められ、念願の農相ポストを射止めたが、地元農家は「俺たちの生活と引き換えに大臣の座を手に入れた」とカンカンである。

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