専門家が危惧…株価2万円で強まる「年金資産消失リスク」

公開日:  更新日:

 2万円の大台突破は時間の問題となってきた。日経平均の終値は23日に1万9754円をつけ、00年4月以来の高値を更新した。一本調子の株価上昇に市場関係者は浮かれっぱなしだが、年金マネーを政治利用した「官製相場」のリスクを忘れてはいけない。15年ぶりの株高は国民の老後資産にとっては“もろ刃の剣”である。

■GPIFは大金を背負ったカモ

 現在のイケイケ相場の主役は海外勢だ。3月第2週まで5週続けて日本株を買い越し。この間の買越額は1兆円近くに上っている。

 海外勢の旺盛な日本株買いを支えているのは、公的マネーの市場流入だ。とりわけ運用資産137兆円と世界最大級を誇る年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の存在感が大きい。

 GPIFは昨年末時点で日本株27兆1330億円分を保有、運用資産全体の19・8%を占めた。1部上場の全企業の時価総額合計(約573兆円)の約5%を持つ計算だ。さらに昨年10月の株資産運用倍増計画により、従来12%だった国内株保有比率を25%まで買い増している。買い余力は約7兆円といわれ、GPIFは世界中の投資家に向かって“さあ、これから日本株を大量買いします”と高らかに宣言したようなもの。これが、いかにばかげたことか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    早とちり小池知事…都が鑑定の“バンクシー作品”には型紙が

  2. 2

    全豪OPで話題…大坂なおみが“スリム”になった深~い理由

  3. 3

    警察が運営阻止? 6代目山口組・高山若頭に早くも再逮捕説

  4. 4

    劇的試合続くも外国人記者ソッポ…錦織圭はなぜ“不人気”か

  5. 5

    30歳適齢期は昔話 石原さとみ&深田恭子が結婚しないワケ

  6. 6

    したたか仏政府 ルノーとの経営統合要求で日産“強奪”狙い

  7. 7

    “年金博士”警鐘 支給年齢「68歳引き上げ」が意味すること

  8. 8

    持ち家派も…定年後は限りなく“住居費負担ゼロ”を目指す

  9. 9

    年商200億円の深キョン新恋人 “ホコリだらけ”の女性遍歴

  10. 10

    やっぱり賃金は下がっている 虚飾の政権で沈む日本経済

もっと見る