対米戦略で日本はスルー 中国に無視された安倍首相のメンツ

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 訪中したケリー米国務長官と習近平国家主席の会談が行われた17日、中国の軍拡を伝えるニュースが世界を駆け巡った。カナダの中国語軍事専門誌「漢和防務評論」6月号は、中国空軍が超音速大型爆撃機を開発すると報じたのだ。

「新型爆撃機は、中国にとって初めての開発で、台湾や沖縄などを結ぶ第1列島線を飛び越え、小笠原やグアムを結ぶ第2列島線まで作戦範囲を拡大するのが狙いとみられています。グアムのアンダーセン米空軍基地は、米太平洋空軍の30%が集まる軍事的要衝で、米軍の東南アジア戦略もここがカギ。中国はメンツをかけて、米国への対抗心をむき出しにしているのです」(軍事ジャーナリスト・神浦元彰氏)

 中国の国防費は10年連続2ケタ増で、今年度は17兆円近い。日本の3倍超だ。今月13日には、南シナ海に建設中の滑走路付き人工島の近くを米海軍が航行していたのを見つけると、追跡して威嚇。ロシアとは地中海で合同軍事演習を重ねて連携を図る。経済面では15日、領土問題を棚上げしてインドと1兆2000億円の経済協力で合意。いずれも対米戦略優先で、日本のことは眼中にない。

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