高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

首相のヤジは「どうせ法案は通る」というおごりの表れ

公開日:  更新日:

 安保法制をめぐる与野党の攻防も2週目に入った。新聞も近頃は政府側答弁のいい加減さや分かりにくさを書き立てるようになってきたし、安倍晋三首相を挑発して品のない野次を引き出して謝らせたり、野党もそこそこ頑張っているのではないか。某野党幹部にそう投げかけると、「いやあ、全部ジャブばかりでパンチはひとつもないですよ。野次にしたって、ある意味では安倍のゆとりとおごりの表れのようなもので、後で口先で謝るなど屁でもない。『はいはい、謝って済むならいくらでも謝りますよ。どうせ法案は通るのだから』と顔に書いてあったじゃないですか」と言う。

 しかし、世論調査や新聞の投書欄などを見ると、反対、疑問、もっと時間をかけて議論しろといった声がだいぶ強まっている。

「そんなことは安倍と官邸は織り込み済みというか、こういう高度な安保論議などバカな国民があまねく理解するなんてことはあるわけがないのだから、形の上で誰からも文句を言われないだけの審議時間を費やしたら、あとはポンと上げればいいと思っているのでしょう」と先の野党幹部は続ける。

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