高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

水素エネルギーと原発再稼働の二兎を追う愚

公開日:  更新日:

 安倍晋三首相は13日、都心では初めての水素ステーションの開所式に出席して、上機嫌でテープカットを行った。

「安倍内閣のもとで一挙に規制を改革し、世界で最初に燃料電池車と水素ステーションの商業化が実現した。世界でも類のないスピードと規模でインフラ整備が動き出している。間違いなく、日本は水素エネルギー革命のフロントランナーになった。さらに力強く水素革命のアクセルを踏み込んでいくことを約束する」と誇らしげにあいさつしていた。

 私はもともと「日本は世界に先駆けて水素エネルギー社会の実現を目指すべきだ」という主張なので、安倍内閣がこれに熱心に取り組んでいることを大いに歓迎し、評価している。しかし、安倍や自民党がまったく分かっていないのは、水素エネルギーの普及が進めば進むほど、論理的にも現実的にも、原発が急速に無用のものとなっていくということだ。安倍が本当に「水素エネルギー革命のフロントランナー」になるつもりならば、2030年の原発比率を「2割にしたい」(経産省)、「いや25%は欲しい」(経団連)といったたわけた議論をキッパリと断ち切って、「原発の再稼働はしない」というところに踏み込むのが本筋なのだ。

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