新幹線放火だけじゃない 怒れる老人の“自爆テロ”続出の予兆

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 先月出版されたばかりの村上龍の新作「オールド・テロリスト」(文芸春秋)は後期高齢者たちがテロも辞さず、日本を変えようと立ち上がるというストーリー。テレビ局に放火する場面も出てくるが、小説を彷彿させる事件が現実に起きてしまった。

「年寄りは早く死ねというのか」――新幹線放火事件で焼身自殺した東京都杉並区の林崎春生容疑者(71)は犯行前、親族にそんな愚痴を漏らしていたという。

「林崎容疑者の遺品から、借金返済の明細が200枚ほど出てきたそうです。月12万円の年金暮らしの上に借金。生活苦から自暴自棄になったとみて、間違いないでしょう」(捜査事情通)

 だからといって放火していい理由にはならないが、低年金で貧困にあえぐ“下流老人”は、何も林崎容疑者だけじゃない。内閣府の調査によると、65歳以上の高齢単身男性の相対的貧困率は38%と3人に1人以上、女性は52%と半数以上がそうだ。

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