新幹線テロは防げない…来年サミット&東京五輪は大丈夫か

公開日:  更新日:

 新幹線の「安全神話」がもろくも崩れてしまった。あれが焼身自殺ではなく“爆弾テロ”だったら……軍事評論家の神浦元彰氏はこう言い切る。

「今の日本でテロは防げない。今回の新幹線火災で、図らずも、世界中のテロリストに日本の“脆弱性”を露呈してしまった格好です」

 新幹線は乗客も手荷物もフリーパス。だから、“油”の入ったポリタンクを難なく持ち込めた。悪意のあるテロリストの仕業だったら、被害はもっと拡大していたはずだ。鉄道アナリストの川島令三氏が言う。

「2004年に列車爆破テロを経験しているスペインの高速鉄道では、空港でやるような手荷物検査を徹底していますが、日本の新幹線では物理的に不可能でしょう。東京駅にしたって、そもそも手荷物検査できるようなスペースがありません」

 海外でも手荷物検査を行うのは国境をまたぐ国際鉄道ユーロスターなどに限られ、中国の高速鉄道でもやっているが、東海道新幹線は1日約42万人が利用。年末年始やお盆の時期は、それを超える。東京五輪に向けて外国人観光客が増えれば、もっとだろう。16両編成で定員約1300人、数分間隔で出発する乗客全員の手荷物チェックなんて、無理な話なのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都内のスーパーで特売品を 安室奈美恵「引退後2カ月」の今

  2. 2

    片山さつき大臣の「カレンダー」無償配布疑惑に決定的証言

  3. 3

    広島・丸取り表明のロッテ 巨人との資金差は絶望的10億円

  4. 4

    玉城デニー沖縄知事の訪米に官邸・外務省が“横ヤリ”疑惑

  5. 5

    専門家に聞く 日米FTAの行方と暴走するトランプへの対抗策

  6. 6

    弱者蔑視、答弁はぐらかし 安倍内閣の象徴が片山さつき

  7. 7

    原監督は明言も…巨人・岡本「来季三塁構想」の信ぴょう性

  8. 8

    巨人マギーの報われない退団 「世代交代」とは遠い実情

  9. 9

    民営化で料金5倍に? 「水道水」がコーラよりも高くなる日

  10. 10

    織田裕二vs坂上忍に遺恨勃発…共演NGに至るまでの「因縁」

もっと見る