糾弾された翌日に重機ズラリ…JSC165億円ビル“既成事実化”

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 もう後戻りできない──。そんな既成事実化を疑われるようなタイミングである。建設地の近隣住民はこう言った。

「更地にした後はズッと鳴りを潜めていたのに、7月28日の朝になって、いきなり工事用クレーン車が数台現場に並んでいたので驚きました。何となく大急ぎで工事を始めた印象です」

 前日(7月27日)、民主党の「東京オリンピック・パラリンピックに係る公共事業再検討本部」は、国会内でJSCと関係省庁の幹部を呼び、新国立競技場の見直し状況を確認した。

「安倍首相の白紙撤回表明後も、何をどこまで白紙に戻すのか、誰も把握していない。撤回の指示がなければ、契約済みの工事は計画通り進める、と開き直った態度です」(再検討本部事務局長の玉木雄一郎衆院議員)

 その場で「白紙に戻すべき」と糾弾されたのが、JSCの豪華本部建設計画だ。地下2階・地上16階建て、高さ72メートルの本部ビルの総工費は約165億円。今年6月30日に、新国立の建設費高騰騒動のドサクサに紛れて、準大手ゼネコン「安藤ハザマ」と建設契約を結んだ。

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