高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

戦争を弄ぶ首相は式典から叩き出されてもおかしくない

公開日:  更新日:

 長崎の平和祈念式典で、長崎市長と被爆者代表が、目の前に座る安倍晋三首相に向かって憲法改正につながる安保法案の企みを痛烈に批判する言葉を投げつけた。このような公の席で、しかも今年は過去最高の75カ国・地域の代表が参加して国際的にも注目される中、時の首相が壇上から面罵されるという前代未聞の事態である。

 田上富久市長は「戦争をしないという平和の理念は永久に変えてはならない原点だ」「安保法案で憲法の平和の理念が今揺らいでいるのではないかという不安と懸念が広がっている。この声に耳を傾け慎重審議を」と求めた。

 続いて立った被爆者代表の谷口稜曄さんは、16歳で被爆して肩から左手まで皮膚が垂れ下がり、背中の皮膚もすべて剥げ落ちて、1年9カ月もうつぶせのまま生死の境をさまよった体験を語りつつ、「戦後日本は再び戦争をしないと世界に公約する憲法を制定した。しかし今、集団的自衛権の行使容認を押しつけ、憲法改正を推し進め、戦時中に逆戻りしようとしている」「戦争につながる安保法案は、許すことはできません」と言い切った。

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