高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

巨大与党が知事選で事前逃亡の「存亡危機事態」

公開日:  更新日:

 政権が末期に近づくと、「水鳥の羽音に驚く平家」のような精神衰弱的な動揺に陥りがちになる。

 2日投開票の仙台市議選の結果に対する与党の反応がまさにそれで、定数55に対して自民党は前回より4議席も増やして過去最多の16議席を確保、公明党も1つ増やして9議席と全員当選を果たしたにもかかわらず、4日に官邸で開かれた政府与党連絡会議では「安保法案で逆風が吹いていると認めざるをえない」(井上義久公明党幹事長)などと悲観的な話に終始したという。

 確かに野党は健闘していて、とくに共産党は投票率が下がった中でも得票数を増やし、5選挙区のうち3つの区でトップ当選を果たし、前回と同じ7議席を得た。前回は全5区で自民系候補がトップを占めたのと対照的で、明らかに共産党の安保法制審議での頑張りが無党派層の支持も集めていることをうかがわせる。

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