開祖ガンジーまねた成功例も 「ハンガーストライキ」古今東西
安保法案に反対する学生が参議院議員会館前で行ったハンガーストライキは、開始から148時間でドクターストップがかかり終了した。国民はいろんな形で違憲法案の成立を阻もうと声を上げているが、安倍政権はすべて無視して参院で採決を強行する構えだ。残念ながら学生の思いは伝わらないかもしれないが、世界を見渡せば、ハンストが世の中を変えている。
ハンストの開祖は、“インド独立の父”マハトマ・ガンジーだといわれている。ハンストでイギリスから独立できたわけではないが、非暴力・不服従の独立運動を広める要因にはなった。
今年6月には、ベネズエラの野党指導者が議会選挙の実施を求めて獄中でハンスト。実際に選挙実施までこぎつけた。日本でも1992年に、佐川急便疑惑に関して青島幸男がハンスト、その後の金丸信逮捕につながっている。
「中国によるチベット人弾圧に対する抗議の焼身自殺が続いていた2012年、インドに亡命したチベット人組織がハンストを決行しました。これに応じて国連が中国・チベット自治区の人権状況を調査する方針を発表しています」(日本のチベット支援者)