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村上春樹氏“密着取材”2日間…垣間見えたフクシマへの思い

「私たち日本人は核に対する“ノー”を叫び続けるべきだった」――原発事故から3カ月後、国際的文学賞の受賞スピーチで、そう吠えてから約4年半。

 作家の村上春樹氏(66)が被災地・福島県郡山市の文学イベントに現れた。会場では録音や写真の撮影が一切禁じられたとはいえ、“マスコミ嫌い”の世界的作家が公の場で話すのは極めてマレ。11月28、29の両日、現地で密着取材した本紙が知り得た、復興の途上にある「フクシマ」への特別な思いとは――。

「ボク、カキフライが好きなんです」

 うっすらと無精ひげを生やし、赤いチェック柄のシャツにジーパンというラフないでたちの村上氏は、独特のユーモアを交えた言い回しで自身の“創作観”を披露していった。

「妻は揚げ物が嫌いなので食卓に上ることはありませんが、とにかくボクはカキフライが好きなんです。自分でスーパーに行って食材を買って料理するんですが、独りでカキフライ作って食べるほどむなしいことはないですね。出来たては結構おいしいんですが、寂しいです。ボクは毎朝4~5時に起きてコーヒーを飲みながら、独りで頭に浮かんだ言葉と向き合います。小説は、誰かに頼まれて書くわけではありません。書きたいから書く。この作業はカキフライを作る工程と一緒です。カキフライのことを考えていれば、小説もスラスラと書けます」

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