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高橋乗宣
著者のコラム一覧
高橋乗宣エコノミスト

1940年広島生まれ。崇徳学園高から東京教育大(現・筑波大)に進学。1970年、同大大学院博士課程を修了。大学講師を経て、73年に三菱総合研究所に入社。主席研究員、参与、研究理事など景気予測チームの主査を長く務める。バブル崩壊後の長期デフレを的確に言い当てるなど、景気予測の実績は多数。三菱総研顧問となった2000年より明海大学大学院教授。01年から崇徳学園理事長。05年から10年まで相愛大学学長を務めた。

弱者イジメの安倍自民は「中食」さえ知らないのか

 安倍政権と自民党は、弱者イジメがよっぽど好きらしい。

 2017年4月からの消費税率10%への引き上げ時に導入する軽減税率の対象の線引きを巡り、公明党とつばぜり合いを続けているが、あまりにも庶民目線に欠けている。

 公明党の肩を持つ気はサラサラないが、どうして「生鮮食品のみ」に固執するのか。「加工食品」との区別がややこしく、消費者に混乱を与えるだけではない。今の自民党の面々は「中食」という言葉さえ、知らないフシがある。

 家庭料理と外食の中間に位置する「なかしょく」の売り上げは、拡大の一途だ。子が独立して家を離れた老夫婦はスーパーなどの総菜で食事を済ませるケースが増えているし、仕事に子育てと常に時間に追われている共働き世帯の食卓も調理済み食品に助けられている。持ち帰り弁当を利用する頻度も、未婚の若者や一人暮らしの高齢者ほど高いはずだ。

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