高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

オバマ大統領の広島訪問は「めでたさも中くらい」

公開日:  更新日:

 オバマ米大統領の広島訪問は画期的なことで、現職大統領として初めてのその決断は称賛に値する。が、そう言って素直に喜べない事情が日米双方に存在する。

 米国では「原爆投下は戦争を早く終わらせるためにやむを得なかった」というのが一般常識で、教科書にもそう書いてあるほどだから、大統領が広島を訪れること自体に反発が広がる可能性がある。そのため、ホワイトハウスは「謝罪はしない」のはもちろんのこと、長い演説も被爆者との面談もせずに短時間で引き揚げることを示唆するなど、国内向けに煙幕を張るのに忙しい。

 オバマは、82年にニューヨークのセントラル・パークで米史上最大といわれた100万人規模の反核デモが行われた頃にコロンビア大学で反戦・反核の学生運動に加わり、学内誌に「戦争心理を打破する」という論文を寄稿していたほどの“筋金入り”だから、就任直後、09年4月のプラハでの演説で「核兵器を使用した唯一の核保有国の道義的責任」に言及したのも本気だった。

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